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zoom RSS キノの旅

<<   作成日時 : 2006/06/02 11:18   >>

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 記念すべき? 一冊目はキノの旅(電撃文庫)、時雨沢恵一著。
 最初に読んだ感想は、どこか殺伐としていて、しかしほのぼのとして(これはイラストの影響もあるのだろうが)、ドライでどこか肩透かしを食らった気もするけど、続きを読みたくなるような。妙な雰囲気。
 描写が浅くて突っ込んだ感じじゃないけど、最近ではそれがいい味出してると思うようになった。浅そうに見えて、深いんだね(大切で、身近で、だから気づかないものを深いとするなら)……。「何でこの人たち、こんなに極端なんだ」と思わないでもないけど、ま、そういう世界なんだな。自分の命を守るのが困難(少なくとも旅人は)で、皆、自分命を守るのに貪欲な……という印象。
 自分的お気に入りポイントは、殺伐な中、キノとエルメスのほのぼの会話。でも、ドライなんだよね。ただ、感情が無いわけでもないという。ある意味リアルなのかも。正しいことがわかっていても、人は模範的にそれを実行できるわけじゃないし。
 気になるポイント。キノの本名ってアXXXX? それともヒXXXX? あれって赤い花だったっけ。あと、いつかキノがエルメスに昔のキノとかの話をすることがあるんだろうか……というとこが気になる。エルメスが博識なのは、あの人が知識を刷り込んだから? それと、両親と再会することがあるのか、とか……。
 万人受けしなさそうだけど、考えさせる話が好きな人、ちょっとブラックな感じが好きな人向けかな。一巻読んだ時は風刺っぽい部分あるという印象受けたけど、実際はそんなこと意識してなさそう。なんていうか、主人公だからいいやつだとか、そういうスタンスは必要ないし、とにかく生き残るのが最優先、という設定という印象。普通の人がそこにいたらしないでしょ、という行動はしない。キノの反応は私には充分理解できるんだが……。
 お気に入りキャラは、エルメス。でも、辺り(ネット上)の反応見てると、あの淡白なのが違和感なく受け入れられる私は少数派なんだろうか。
 この小説のスタンスって、私がめざしている形に近いかも。多くを語らず、色々と真意をめぐる議論が飛び交うような……。やっぱり、万人受けはしなさそうだけどな。
 ……あと、6巻、イラストのキノがちょっと宮下藤花に似てきたと思うのは私だけ?

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キノの旅
キノの旅『キノの旅』(キノのたび)は、時雨沢恵一によるライトノベルシリーズ。2000年3月に、電撃hpVol6に掲載され、巻末にあまり大きく広告されなかったにもかかわらず読者アンケートで大きな人気を得る。その後、ファンの声にこたえる形で、電撃文庫(メディアワークス発行)にて単行本化、大人気となり、現... ...続きを見る
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2006/08/26 05:29

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